◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) 今回設置いたします工法、また構造上の計算において、屋根に受ける力につきましては、
建築基準法に基づきます、各地方における台風の記録に基づいた風害の程度をあらわした
基準風速というのがございますが、三重県でございますと34メートルでございますが、その34メートルの基準に合致したものをもって施工いたす次第でございます。
◆24番(
濱口高志君) わかりました。一応三重県の基準、風速34メートルに耐えられる工法でということで理解をいたしました。 あと、2番目の質問で、なぜ放置から保護する、復旧するという方針に至ったかというところが、えらいあっさり答えていただいたと思うんです。今回、屋根は飛んだんですけれども、周りの民家とか人への影響がなかったのでよかったんですが、今度また同様のことが起こると、近隣の人、民家のほうに迷惑をかけるので、撤去に至ったという、これが最初、もう復旧しないと決めた根拠ですか。もう一度お伺いします。
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) まず、先ほど御答弁させていただいたように、最初のところでは、今後も同じような被害が出ることが予想されたこと、また苦渋の決断という形で判断をいたしております。 そこから、今回の
屋根設置への変更でございますが、このことにつきましては、上屋の
撤去方針を決めた時点で
メンテナンスを行っていただいております
保存活動グループのくーべるの方にも、
屋根撤去の方針を伝えさせていただく中で、くーべるから保存といいますか、屋根を設置してほしいという御要望があったのも事実でございます。屋根がなくなることによって傷みが早くなるということがあって、その要望をいただきましたことと、また同年の9月議会におきましては請願第6号という形でくろすけの
保存活用に責任を持って臨んでいただくことという請願も上程されてまいりました。そういう中で、
上屋撤去の
予算計上いたしましたが、現状の構造物を利用して安全が担保できる屋根の設置等の
調査研究を行い、再度方針を出すといった御答弁もしてまいったわけでございます。 まず、そういう中では機関車に
アスベストが含まれているという部分がございましたので、その
アスベストの調査を実施し、
シリンダータンク内に
アスベストの含有が認められましたが、直ちに飛散することがない状況や、
メンテナンスの継続を行えば展示が可能であることが判明いたしました。 次に、この結果を踏まえて、先ほど申し上げましたように構造上の計算を行い、屋根が風速34メートルに耐えるという計算のもとに設置をしていくという形に方向を変えさせていただいたわけでございます。 以上でございます。
◆24番(
濱口高志君) まず、市として復旧しないという方針を本会議の中で明言されておるわけです。その後、民間から要望があったので、方針を変えたということですか。
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) まず、補正の計上の中では、撤去という方針を示させていただいております。ただ、そういった上程をさせていただく中でも、
保存グループとのやりとりとかいろんな内部での検討を行いながら、確かに撤去の
予算計上という形ではさせていただいておりますけれども、既存のものを活用した方法がないかという研究もしていきたいという御答弁をさせていただきながら、3月議会の委員会では屋根をつけさせていただくという方針に変えたという発表もさせていただいた次第でございます。 以上でございます。
◆24番(
濱口高志君) 別に既存のものを利用する云々はいいんです。要は、一旦本会議で決めた方針を、市民の要望で変えたということでよろしいんですか。ちょっと市長、答えてください。
◎市長(竹上真人君) 当時の詳しい経緯を余りあれですが、もともと高さが非常に高かったんです。6メートルというところで、現実的に日常の
メンテナンスができない高さということがあって、屋根が吹き飛んだ。もう一度つけても、これは多分同じことになる。そこで、撤去せざるを得ないということだったと記憶しております。 そのときに、
メンテナンスをしていただいている
皆さん方にその話をきちんとした上で、やってくださいねという話をした覚えがございます。それで
予算計上がされていたと。
教育委員会のほうからそういった形で話があったという、私の記憶ではそうなんです。 ところが、実際に傷みが激しくなるという懸念が
メンテナンスの
グループからあって、そうした要望であるとか請願も上がってきた中で、じゃ方法はないんだろうかというところで、まず
アスベストの問題。それから、実際に今のものを新設してまでというのは余りにもお金がかかり過ぎる。現在あるもので補強して屋根がつけられるものならば、それはまだ考えようがありますねというところで調査をした結果、柱の一部補強をすることによって、今の
建築基準法の風力に耐えられるという判断をされた。それで、
メンテナンスの
グループの皆様方とも相談をしながら、今回屋根をつけるということで、これは3月の
常任委員会でも御説明し、そうした方針に変えていきますよということで
方針決定をさせていただいた。そこで、この6月で修繕の予算を上げさせていただいたという経緯と理解をしております。
◆24番(
濱口高志君) 特に細かい経緯はいいんです。一旦本会議でやらないと決めたものを、請願が出たから調査して、やるような方向になったと。今回、そういう経緯でよろしいんですか。
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) まず、時間的な経緯で申し上げますと、9月補正に予算としての計上をさせていただいております。その計上をしていくまでの過程でも、
保存グループの方とのお話も8月中にさせていただいてございます。その中で、
保存グループくーべるの意向は撤去ではなく屋根をつけてほしいということも聞かせていただいており、予算としては上程させていただいておりながらも、検討を加えてきておったのが事実でございます。 その中で、先ほど申し上げましたように、同9月議会に請願という形のものも提出がされたという中でございます。 以上でございます。
◆24番(
濱口高志君) 端的に聞きます。請願が出なくても、調査して今回補正したんですか。
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) まず、先ほど申し上げましたように、
保存活動グループの方との接触という形で行っておりますので、予算としては計上いたしておりますけれども、その実施に至るまでの間では、さらに
活動グループの方との協議なり調整は行う予定でございました。 以上でございます。
◆24番(
濱口高志君) 9月議会で、もう復旧しないという方針を立てておるわけですよね。請願が出なくても、独自で調査して、今回補正に至るというパターンもあったんですか。基本、9月で復旧しないという方針を出しておるわけですから、何もなければそのまま補正もないんじゃないですか。もし調査するなら、復旧しないという方針じゃなくて、復旧するか復旧しないかという調査の費用を計上するとか、そういうふうやったらまだわかるんです、独自で。でも、もう復旧しないという方針を出してから請願が出たので調査したというふうに見えるんですけれども、違うんですか。
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) 9月議会の中で
災害復旧費として計上させていただきました予算は513万2000円でございます。この中では、くろすけの上屋の
撤去費用、また飛びました上屋の部分が
フェンス等にかかっておる、そこの費用も合わせた形で計上させていただいたわけでございます。 これにつきましては、最初の答弁で申し上げましたように、今回は
人的被害がなかったのが幸いであって、今後も起こる可能性があるという中で、苦渋の決断で撤去という形の予算を上程させていただきましたが、先ほども申し上げましたように、その
予算計上してからも、
保存グループの方とのお話の中で意向も確認させていただいて、検討していきたいという思いがありまして、9月議会の中でも研究をしていくという答弁をさせていただき、今日に至り、今回屋根を設置する予算を補正計上させていただいたわけでございます。 以上でございます。
◆24番(
濱口高志君) もう最後にします。くーべるから要望がなければ、もうそのまま撤去していたんじゃないんですか。くーべるからそういう要望がなくても、独自で調査して保存できるかどうかというのを引き続き調査するなら、9月議会で撤去なんていう言葉は出てこないはずなんですけれども、そこのところ、もう一回お聞かせいただきたいと思います。
◎市長(竹上真人君) 撤去の方針を出す時点では、我々もこの話、当時屋根が2回にわたって吹き飛んでおりますので、非常に重要な危険性があるという認識だったんです。そこで、撤去するに当たっては、メンテをやっていただいている
皆さん方がちゃんと理解した上で撤去する。上げた当時は、きちんとそこの
皆さん方に話をしたということだったので、撤去の費用を上げた。これが現実であります。 ところが、実際にメンテをされる方々として思いがそこは相当ございまして、そういった要望も上がってきたというところでございます。そういう声も聞きながら、だったら一緒のような台風が来ても、時間がたっても飛ばないような構造にできるのであれば、それはやっていこうということでありまして、それなりに
皆さん方の思いをきちんと実現するということで今回の決定に至っているということでございます。そこのところは御理解をいただきたいと思います。
◆24番(
濱口高志君) 一応わからんでもないんですけれども、まず今の市長の話を聞きますと、くーべるも理解した上で撤去という方針をまず打ち出したというところが、実はそうじゃなかったというところがちょっと意思疎通が悪いところは反省していただかなあかんのですが、その後、一旦本会議で復旧しないと撤去の方針を立てたのが、市民の要望でもって市はその保存のほうを実現したということで間違いないですか。
◎市長(竹上真人君) そのとおりでございます。 〔24番議員より「終わります」という声あり〕 〔24番
濱口高志君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 次に、9番
栗谷建一郎議員。 〔9番
栗谷建一郎君登壇〕
◆9番(
栗谷建一郎君) 私は、
一般会計補正予算の水田活用推進対策補助金について質問させていただきます。 今、松阪市がいわゆるジャンボタニシの大量発生ということで、テレビでも取り上げられ、注目されております。市民からも不安の声が寄せられており、この対策について質問させていただきます。 まず、現在わかる範囲で、どれくらいの地域、あるいはどの地域で発生しているのか。また、全部調査して確認できているのか。また、予想される被害はどれぐらいになるのか。この点について質問します。 〔
農林水産担当理事 竹岡和也君登壇〕
◎
農林水産担当理事(
竹岡和也君) それでは、ジャンボタニシについて御質問いただいております。 この被害の地域につきましては、海岸沿いの農地を中心に被害が出ております。特に、西黒部、東黒部、機殿、朝見、港、松ヶ崎、漕代及び三雲管内のエリアに被害が多く発生しております。 この被害発生地域の水稲作付面積が約1600ヘクタールありまして、このうち約20%が被害面積と想定して、今回の予算を計上させていただいております。 以上でございます。 〔
農林水産担当理事 竹岡和也君降壇〕
◆9番(
栗谷建一郎君) 私は、射和のほうにもそういうものが発生したという話も聞きました。それで、なかなか難しいと思いますけれども、今回の調査については市内全域がきちっと調査できているのかどうか、その点について教えてください。
◎
農林水産担当理事(
竹岡和也君) お答えがその辺抜けておりまして、申しわけありません。市内全域の調査、まだ完全に済んでおりません。特に多かった地域から今回の補正に間に合うように、概算で上げさせていただいておるのが現状です。 以上です。
◆9番(
栗谷建一郎君) ジャンボタニシの被害は、米とかレンコンとか言われておりますが、特に米の被害が大きいということを聞いております。松阪市の米の年間生産額と、農業生産額全体に占める割合はどれぐらいあるのか、教えてください。
◎
農林水産担当理事(
竹岡和也君) 市内の農業総生産額は約100億円です。そのうち水稲の生産額が40億円。約40%が水稲の生産額となっております。
◆9番(
栗谷建一郎君) 今、このジャンボタニシの被害は全国的に南のほうから広がってきているという話を聞いておりますが、資料を見ましたら、福岡県では1984年に2ヘクタールで確認されて、その後、2015年には県下の平たん地全域に広がったという報告がされております。今後の被害の拡大が大変心配ですけれども、県とか市の単位でこのジャンボタニシの被害、あるいは発生を根絶したという例はあるのかどうか、教えてください。
◎
農林水産担当理事(
竹岡和也君) 今回の補正の計上に際しまして、県にもいろいろ相談をしております。県のほうに確認しておりますが、完全に根絶した地域は全国的にも例は聞いておりません。ただ、3年間を集中的に駆除する期間として松阪市は取り組みを考えておりますので、この薬剤にかかる農業者の負担を軽減して実施することは有効な手段と捉えております。
◆9番(
栗谷建一郎君) 新聞報道によれば、ジャンボタニシは大きくなった稲は食べないということで、少し大きくしてから植えればジャンボタニシの被害に遭わず、また別の草を食べてくれるので、除草にも役立つという記事もありました。こういう対策についての市の研究や見解について教えてください。
◎
農林水産担当理事(
竹岡和也君) 先日の新聞に載っておりました。通常、種をまいてから20日程度で植えつけをしておりますが、これをさらに20日間、40日程度の苗になりますと、根がしっかりして、葉も固くなって、ジャンボタニシの食害が減るということも伺っております。 この手法は、株の成長を考えて、苗箱にまく種が通常200のところ、半分の100ぐらいをまいて、大きくしてから植えつけるという方法ですけれども、現状、田植え機で植えていくのが困難なことがあります。それと、規模を拡大されている担い手農家につきましては、対応しづらいのが現状です。
◆9番(
栗谷建一郎君) 今後の拡散を防ぐことが大変大事だと思います。薬剤の散布もありますが、大雨が降ったときに、水路を越えてほかの田んぼに入るとか、あるいは田植え機など農機具についてあちこちに拡散するとか、こういうことが心配ですけれども、そういう田植え機等の清掃とか駆除に対する対策はどのようになっているのか、教えてください。
◎
農林水産担当理事(
竹岡和也君) 田植え機の清掃とか、担い手農家とのそこまでの話は進めておりませんけれども、発生地域の個別農家や担い手の皆さんに対しまして、一定の範囲で防除を呼びかけ実施することが重要と考えております。また、水路の泥上げとか、水口からの稚貝の侵入を防ぐネットとか、いろんな方法があると思いますので、拡散防止につながる防除の時期、手法を今後も研究してまいりたいと考えております。 〔9番議員より「終わります」という声あり〕 〔9番
栗谷建一郎君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 次に、6番
殿村峰代議員。 〔6番
殿村峰代君登壇〕
◆6番(
殿村峰代君) おはようございます。私
殿村峰代は、8ページから始まる子ども・子育て支援臨時交付金など、子ども・子育て支援法改正法による補正予算に対して質問いたします。 今回の予算措置では、子ども・子育て支援臨時交付金が2億6500万円ほど入り、公立・私立の保育料2億4981万5000円、幼稚園保育料が1900万4000円、ほぼ同額が皆減となる
予算計上で、これが幼保無償化と言われるものになります。今年度は地方交付税が入らないので、臨時交付金が財源となったと認識しておりますが、これについては、消費税10%増税を前提とした政府の幼児教育無償化の法案から出たものということですが、保育の安心安全がおざなりとの不安の声が広がり、新聞各紙も5月11日の紙面で批判的な論調が報じられました。 毎日新聞では、子育て支援見切り発車との見出しをとって、認可外
保育施設指導監督基準を満たさない施設も5年間、公的給付の対象としたことなどを取り上げ、大きな課題が保育の質の確保だと言っています。朝日新聞も、幼保無償化、おくれる安全として、認可外
保育施設の指導監督強化の実効性が不透明なことを指摘しており、東京新聞は、保育士不足に拍車懸念として、保育士の処遇改善が進んでいない点や、自治体の事務負担がふえることへの懸念を上げました。また、読売新聞では、安全確保拭えぬ不安として、社会面で認可外
保育施設での事故で子どもを亡くした当事者の不安を紹介いたしました。 安倍内閣が看板政策として掲げる幼児教育・保育無償化が、保護者や保育現場が求める政策とずれていることへの懸念が、法律成立直後から早くも噴き出した形です。さらに、現在、100年安心の年金が老後に2000万円不足するというような事態が起こっているように、これまでの消費税運用と同様、公立保育園での幼児教育・保育無償化の費用が全て市町村負担となり、公立保育園減らしが加速する危険があります。保護者の要求に応え、待機児童を市町村の直接の責任で解決するためにも、公立保育園は必要です。 もちろん良質な保育・幼児教育を全ての子どもに無償で提供するのは、子どもの成長発達の権利保障として大切なことです。保育現場や自治体の声を聞かないまま、保育の質を置き去りにして消費税増税を国民にのませる口実として、無償化を持ち出したと言わざるを得ないこの法案の予算で、松阪市ではそれぞれ対象の方々がどのように影響があるのか、お聞かせください。 〔
こども局長 薗部 功君登壇〕
◎
こども局長(薗部功君) ことしの10月から始まります幼児教育無償化において、どのような影響があるのかといった御質疑でございます。今回の無償化の概要を申し上げますと、3歳から5歳児の幼稚園、保育園、認定こども園等に係る利用料は全額無償となります。また、ゼロ歳から2歳児に関しましても、市町村民税非課税世帯は同様に無償となります。 対象となる児童数でございますが、公・私立保育園では、今年6月1日現在で3歳以上の児童2494人が無償となります。なお、そのうち既に保育料が免除となっています第1階層の生活保護世帯、第2階層の市町村民税非課税世帯の一人親世帯の児童は183人でございます。また、公立幼稚園では、6月1日現在で890人が無償となり、そのうち既に保育料が免除となっています児童は19人でございます。 なお、幼稚園の預かり保育、認可外
保育施設等につきましても、保育の必要性がある場合は、無償化の対象となります。ただし、利用料は無償化となりますが、遠足代などの行事費、教材費、御飯やパンなどの主食費などは、これまでと同様に実費徴収となります。また、保育園の3歳から5歳児につきましては、現在保育料に含まれています給食のおかず代に当たります副食費につきましては、新たに実費徴収となります。 徴収額は、国が定めます公定価格の4500円でございますが、この徴収に関しましても、低所得者対策として、年収360万円未満相当の世帯及び第3子以降は免除となります。このことにより、現在負担していただいています保育料を上回らないように制度設計がされ、対象となる階層としましては、現行保育料ゼロ円となっております第1階層、第2階層、市町村民税非課税のその他世帯の第3階層、市町村民税所得割額7万7101円未満の一人親世帯、また市町村民税所得割額5万7700円未満のその他世帯が対象となります。その対象児童としましては、2494人のうち、約600人が対象となります。 幼稚園に関しましては、給食費として現在でも主食費、副食費合わせて4400円を世帯の状況に関係なく、全ての世帯で負担をしていただいております。しかし、今回の幼児教育無償化による対応で、保育園と同様に低所得者対策として4400円のうち副食費の3993円が免除となります。対象児童としましては、890人のうち約190人が対象となります。 以上、御答弁とさせていただきます。 〔
こども局長 薗部 功君降壇〕
◆6番(
殿村峰代君) では、ほぼ全ての方が無償化または負担軽減されているということでよろしいでしょうか。 では、もともと所得が低く、負担がなかった方はいかがでしょうか。その方は、保育料についての恩恵は何もなくて、消費税増税分だけが負担がふえてしまうということになると思います。所得の低い人ほど重い負担となって、ますます格差を広げるという、弱い者いじめをしている消費税増税が財源であるこの予算には、多くの問題があることを指摘して、終わります。 〔6番
殿村峰代君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 以上で、通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第61号は、各
常任委員会に付託をいたします。
△日程第2 議案第62号 令和元
年度松阪市
競輪事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(
中島清晴君) 日程第2 議案第62号令和元
年度松阪市
競輪事業特別会計補正予算第1号を議題とし、これより質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。27番
久松倫生議員。 〔27番
久松倫生君登壇〕
◆27番(
久松倫生君) それでは、競輪事業会計の補正予算について質問させていただきます。 今回は、競輪事業会計がここ数年ずっと包括業務委託にしてから、随分好転をしてきたという経過の中で、一般会計の繰り入れが3000万円ということだと思いますけれども、これは今までになかった金額ではないかと思います。その点で、ちょっと経過を確認させていただきたいと思うんですけれども、実はここ数年こういう形で、大体6月補正で、一般会計から見れば繰り入れが行われてきたという事実がありますので、これが普通かというふうに認識されるわけですけれども、これに至るには、俗な言い方をすれば随分すったもんだがあって、ようやくこれで安定してきたかなという感じがいたします。 平成でいえば24年の11月には、実は逆に、数字が違っておったらまた確認したいんですが、4億6000万円ぐらいだったですか、一般会計から競輪事業へ繰り入れていないと競輪が潰れるという時代から出発して、平成25年度の下半期からこの包括業務委託が開始された。そのときは赤字額がたしか1388万円にとどめられて、これは今の事業者が負担をしてもらって、公的な赤字補填はなかったというところからこの事業は出発したと思います。 その後、たしか、違っておったらまた御指摘いただきたいけれども、今度の3000万円を入れて6800万円ほど一般会計へ繰り入れがされてくる。競輪からいえば繰り出しということでありますけれども、そういう経過が踏まれたと思います。特に、平成27年6月の補正で繰入金1000万円があり、次の平成28年度に400万円があって、その前の平成26年度が6年ぶりに黒字になった。平成20年以来6年ぶりの黒字になって、今日に至ったと思います。 その辺の包括業務委託からちょうど10年計画の中の半期が経過した中で、それまでの総括といいますか、評価のことだけ伺っておきたいのと、市長との競輪事業のやりとりの節目ではありますので、そういう評価と、その中でも特に今回3000万円という大きな額の繰り入れが可能になった要因について、ひとつ明確に聞いておきたいと思います。 以上です。 〔
競輪事業担当理事 奥野義彦君登壇〕
◎
競輪事業担当理事(奥野義彦君) それでは、競輪事業のこれまでの経過につきまして御答弁させていただきます。 松阪競輪では、市議会での協議をいただきながら、平成25年10月より包括業務委託を導入し、発売・払い戻しに係る業務を民間に委ね、経費削減に努めるとともに、市では場外発売の委託や受託、より収益の見込めるレースの誘致など、戦略的な業務を重点に置く形で競輪事業の再建を図ってまいりました。 収益につきましては、久松議員からもございましたけれども、導入初年度の平成25年度は1387万円の赤字となりましたが、平成26年度2億76万円の黒字を皮切りに、27年度9414万円、28年度1億9014万円、29年度3億690万円、そして30年度4億4007万円の黒字と、安定した収益を確保するに至りました。 競輪事業の本来の目的でございます地方財政の健全に寄与するため、それまで滞っておりました一般会計への繰出金も、平成27年度の1000万円を皮切りに、平成28年度400万円、29年度900万円、30年度は1500万円、そして今回の補正予算によりまして
令和元年度には3000万円を繰り出すに至りました。また、平成27年度からは施設整備を実施いたしまして、ファンサービスに努め、競輪事業の活性化を進めておるところでございます。 前年度の収益に基づきまして一般会計への繰出金を算出しておりますが、平成30年度は新たに導入いたしましたミッドナイト競輪が予想を上回る売り上げとなったこと、またF1競輪におきましても、他の競輪場の場外発売を多く得られたことなどから、収益4億4007万円と、包括業務委託導入後最高額となったものでございます。 今後の施設整備にかかる費用を考慮した上で、包括業務受託事業者と協議をし、地方財政の健全化に少しでも寄与すべく、今回3000万円を一般会計への繰出金とする補正予算を編成いたしまして、上程をさせていただいたものでございます。 以上でございます。 〔
競輪事業担当理事 奥野義彦君降壇〕 〔市長 竹上真人君登壇〕
◎市長(竹上真人君) 折り返しの評価ということで発言を求められましたので、お答えさせていただこうと思います。 まず、特別会計ではございますけれども、この競輪事業はいってみれば企業会計に近い運営形態と言えると考えております。そういった意味で、直営で非常に大きな赤字を出していたものが、包括業務委託という形で民間の事業者がその部分を担っていただいた。それが黒字化という形で実を結んできていると。全国的に40以上の競輪場がございますけれども、今やこうしたいわゆる包括業務委託を採用している場のほうが半分を超えたというところでございまして、年々その数はふえてきていると言えようかと思います。 それと、評価という意味で1つ申し上げたいのは、今年度の決算が過去最高になっているというのは、1つには大きな大会を誘致することができた。もう一つが、ミッドナイト競輪というものを開始することができた。この2つが大きな要因と考えております。 これにつきましては、いわゆる民間の委託者ではなくて、逆に競輪にかかわる職員たちの努力が非常に大きいと感じております。全国の場とのさまざまな連携があって初めてミッドナイト競輪の誘致が可能となっております。それは、この競輪事業にかかわる理事初め多数の職員が努力をして、そしてこうしたミッドナイト競輪を松阪に誘致してきたということが言えようかと思います。 さらに申し上げれば、そうした新しい、夜間に行うということに対して、地元の
皆さん方もそれに御理解をいただいて、協力体制を組んでいただいた。いわゆるこの競輪場にかかわる全ての皆様方がいろんな形で協力をいただいた。これが大きな収益に結びついたということで評価をしているところでございます。そういった意味で、関係各位には感謝しているということで、半分折り返しの評価とさせていただきます。 〔市長 竹上真人君降壇〕 〔27番議員より「終わります」という声あり〕 〔27番
久松倫生君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 以上で、通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第62号は、文教経済委員会に付託いたします。
△日程第3 議案第63号 令和元
年度松阪市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(
中島清晴君) 日程第3 議案第63号令和元
年度松阪市
介護保険事業特別会計補正予算第1号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第63号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第4 議案第64号 令和元
年度松阪市
松阪市民病院事業会計補正予算(第1号)
○議長(
中島清晴君) 日程第4 議案第64号令和元
年度松阪市
松阪市民病院事業会計補正予算第1号を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第64号は、環境福祉委員会に付託いたします。 暫時休憩をいたします。午前11時10分に本会議を再開いたします。 午前10時58分休憩 午前11時10分開議
○議長(
中島清晴君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。
△日程第5 議案第65号
松阪市立認定こども園条例の制定について
○議長(
中島清晴君) 日程第5 議案第65号
松阪市立認定こども園条例の制定についてを議題とし、これより質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。25番
海住恒幸議員。 〔25番
海住恒幸君登壇〕
◆25番(
海住恒幸君) では、よろしくお願いいたします。議案第65号
松阪市立認定こども園条例の制定について質疑を行います。 本議案は、飯南及び飯高地域にありますひまわりこども園、たんぽぽこども園、やまなみこども園、保育園をこども園にしようとする条例でございます。認定こども園とすることに、いい意味での意義を感じるものではございますけれども、その経過について把握し切れていない部分がございますので、お尋ねしたいと思います。 平成29年3月の
松阪市立幼稚園・保育園あり方基本方針がございます。この中には、飯南・飯高地域に関しましては認定こども園も含め検討とあります。その検討とあったのが、認定こども園とすることを決めたということに今回なるわけですけれども、その間、どのような検討がなされてきたのか。私も、地域の中で行われたあり方検討会についてはお邪魔しておりますが、その中では決定ということには至っていなかったので、その後、どのような形でこの条例案を提出するに至ったのか、お聞かせいただきたいと思います。 〔
こども局長 薗部 功君登壇〕
◎
こども局長(薗部功君) それでは、今回の議案につきまして、認定こども園に向けての取り組みとか経過、どういった検討がされているかという御質疑でございました。 ちょうど1年前になります。7月に認定こども園の方向性を示させていただいたところでございますが、またその1年前に当たります平成29年度に、保護者を含む地域の方々の意見を聞く場としまして、平成29年6月に飯南・飯高地域それぞれ2回ずつ、合計4回の意見交換会を開催しまして、120名の御参加をいただいたところでございます。 その当時の意見としまして、アンケート結果では、今のままの保育園がいいといった意見が半分近くを占め、意見交換会におきましても、4回ともこのままの保育園がよいという思いが大半を占めていたわけでございます。現状の保育園の生活が変わることへの抵抗があり、認定こども園を必要とする意見は少数でございました。 そして、平成30年度に入りまして、平成30年4月と5月に計2回、未就園児の保護者15名と意見交換会を開催いたしました。その場での意見としましては、どのような家庭状況においても、地域の中で就学前教育、保育が受けられるということで、認定こども園の移行に対し、前向きな御意見をいただいたところでございます。 その後、昨年の6月になりますが、平成29年度と同様に、保護者を含む飯南・飯高地域住民を対象とした意見交換会を実施しまして、30人の御参加をいただきました。そこでのアンケート結果では、認定こども園の移行に対して、前向きに考えられている方が多数を占めました。要因としましては、特に認定こども園に移行することでマイナス面が少なく、1年前と比べ認定こども園についての理解が高まり、その施設本来の機能を知っていただいたことで、過疎化が進む地域に必要な子育て施設として一定の理解を得たと認識しているところでございます。 また、地域住民を対象とした意見交換会を終えた同6月に改めて3園の保護者会役員の方々に、個々に意見交換会を開催いたしました。その中では、幼稚園対象の園児が入ることで、その園児に合わせた行事日程になれば、現に入園している保育園対象児が楽しみにしている行事がこれまでとは違った内容になることへの不安、また現場の保育士が認定こども園に移行することによる保育方法の変更など、不安な思いを子どもが感じ取り、子ども自身が不安になるのではないかといった思いや、これまでの保育内容が変わることに対しての不安の声が多く聞かれました。ただ、認定こども園の移行に対して反対といった意見ではなく、移行に向けた対応期間を設けるべきではないかとの意見が多く、また移行するならば、まず現場がそれを受け入れられる状態になってから移行すべきではないかといった意見がございました。 これらのことを踏まえまして、認定こども園化に対して一定の理解は得たものの、意見が多くありました保育の方法につきましては、保護者の方々にしっかりと理解をしていただけるよう、時間をかけまして協議を行い、改めて説明をさせていただきますというお約束をしてまいりました。 その後、この保育の方法につきまして検討するための認定こども園プロジェクトチームを平成30年10月に保育園・幼稚園の保育者及び給食を担当する労務員、そしてこども未来課の職員、40名の構成で立ち上げまして、各代表による代表者会議で協議内容を決定しまして、その後メンバー全員による全体会議にて課題解決に向けて協議を行っています。 昨年10月から今日までの活動内容としましては、プロジェクト代表者会議を6回、プロジェクト全体会議を6回、計12回開催しております。特に、保育の方法を検討するために、このメンバーを運営部会、行事・カリキュラム部会、給食・衛生部会の3部会に分けまして、課題の解決に向けて取り組んでおります。また、このプロジェクトチームを立ち上げた翌月の11月に、2カ所の認定こども園に職員14名が参加しまして現地先進地視察を行ったところでもございます。 これらの取り組みから、認定こども園に移行後の保育の方法を7月中に確立しまして、その内容を関係者全員で共有を図り、7月下旬から3園の保護者の方々に御理解をいただけるよう説明をしてまいります。 以上、経過とさせていただきます。 〔
こども局長 薗部 功君降壇〕
◆25番(
海住恒幸君) 経過に関しまして丁寧な御説明をいただき、ありがとうございました。 保育の方法、7月とおっしゃったのは、今度の来る7月ということですね。30年の話があって、来る7月という部分で。 まず、私が本当に知らない部分だった。勉強不足で申しわけなかったとは思うんですけれども、かなり30年の10月以降、プロジェクトチームとかいろんな形で進めてこられたということを承りました。 去年のアンケートの中でという御答弁で、現場が受け入れられる状態になってからの導入をという御意見があって、それから1年がたってきたということですね。つまり、幼稚園と保育園の機能が共存する形になるので、そこへの取り組みに対してスムーズにいけるのだろうかという不安が去年は上がっていたということですね。それが、この1年ぐらいに及ぶプロジェクトチーム、特に3つの部会、行事・カリキュラム、給食・衛生といった部分に関して、十分に詰めてこられたのか。それとも、その詰めてこられた内容に関して、ちょっと文書等々で作成されてこられましたでしょうか。その辺について、十分こちらとしても、私だけが情報共有してなかったのかもしれませんけれども、その情報の出し方という点でいかがだったですか、お尋ねいたします。
◎
こども局長(薗部功君) 今も御説明をさせていただきましたように、計12回の会議を開催しております。そして、あすもこの会議をまだ続けてさせていただくように予定をしております。7月下旬、まだ1カ月、逆にございます。あと1回、2回、その会議をして、しっかりとまとめた上において、またこの内容を含めて保護者の方にも今説明をしにいくという話をしましたが、また関係の皆様におきましてもこういった内容は経過として御説明させていただきたいと考えていたところでございます。 また、昨年7月にもそれまでの経過は委員会協議会のほうでもお話もさせていただいておりますが、確かにそれ以降、その経過を御報告している場はございませんので、改めてまたさせていただく考えはございますので、よろしくお願いします。 また、この保育現場におきましては、この会議を通じてやはり不安だったところが、関係者というのは、視察を含めて解消されてきていると。あとはそれをもって保護者の皆様に御説明を丁寧にしていくというのが必須になっているかなと感じております。 以上です。
◆25番(
海住恒幸君) 少しさかのぼりますけれども、御答弁の中で、平成29年度にアンケートしたときは、認定こども園というよりも、今のままがいいと答えられた方が半数を占めたと。ところが、去年のアンケートの段階では多数の方が前向きになられた。1年間でそういう変化があったということですけれども、そのような変化が起きた1つの要因として、御答弁の中から想像すると、就学前教育の意義を感じられる方がふえたということなのかなと思ったんですけれども、そのような理解でよろしいでしょうか。
◎
こども局長(薗部功君) 今、議員がおっしゃったこともそうなんですが、今の経過の中で、昨年4月と5月に未就園児の保護者の方15名と私どもで話をしてまいりました。特に、今保育園に入ってみえる方々の御意見ではなく、これからその地域で保育・教育を受けようとする方々の意見が、私がずっとこの11回の交換会へ行く中において、平成30年度にそういう変化が起こった1つの大きな要因であったと思っております。今入ってみえる方も、やはり御不安はございます。しかしながら、これからお近くの方々が入ろうとする意見を酌み取って、地域愛といいますか、そういうところが出た交換会だったのかなと思っております。 以上です。
◆25番(
海住恒幸君) つまり、現に保育を受けていらっしゃる方は保育の必要性を認められた方。今、未就園とおっしゃったのは、保育の必要性は判定を受けていないかもしれませんけれども、認定はされていない方々が中心になろうかと思います。イコール、幼稚園という機能が加われば、その方々も受け入れることができるという意味だと理解したんですけれども、今度定員を見ると、ひまわりが100人、たんぽぽが100人、やまなみが90人となっていますけれども、そういうふうな現未就園の方で、認定こども園という形になったら入園を希望してこられる方々の数は大分見込めているということでしょうか。
◎
こども局長(薗部功君) この認定こども園というのは、保育所型として飯南・飯高はスタートしていくわけでございます。今の保育園が大もとになっておりますので、そこに幼稚園機能が加わるといったスタイルです。近隣でいきますと、ある町はスタートしても幼稚園の対象園児はゼロからスタートしておるところもございまして、そういったところを含めますと、私どもはニーズがあるかないかというところにおきましては、未就園児の方のお話を聞きますと、あれば入りたいという方が数名ございましたので、もし今そういう認定こども園にしていたら、一、二名は入ってみえるのかなというところで、スペース、キャパ自体はしっかり持っておりますので、入っていただける余裕はございます。 以上です。
◆25番(
海住恒幸君) その幼稚園機能に関しまして、今までは保育園ばかりなんですけれども、認定こども園になっても保育所型ということになっていくということですけれども、幼稚園機能の体制としてはどのようなものが、職員の体制とかカリキュラムにおいて付加されてくるものなのか、その辺についてちょっとお聞かせください。
◎
こども局長(薗部功君) 一番大きなものは、幼稚園の機能が入ることによって、降園時間、帰る時間が2時になるというところが大きなところだと思っております。これは、意見交換を聞かせていただいても、そこで2時に帰る子どもさんと、それ以降の保育園の関係の子どもさんが4時以降になるんでしょうか、帰る時間の差が心配されるところ。また、遠足においても、昼過ぎに帰ってくる幼稚園があれば、4時ぐらいまで遠足に行っている保育園といった時間のスケジュールの関係も含めて、そのあたりは我々も部会のほうでも検討しているところでもございまして、そういったところをしっかりと今、もうほとんどまとめ上げているところではございますけれども、しっかりと話もしていきたいと思っております。 以上です。
◆25番(
海住恒幸君) 7月に、つまりこの条例案が可決されればという話になるんだろうと思いますけれども、この1年間、部会等々で協議されてきた、プロジェクトチームで検討されてきた中身が公表されるし、地域であるとか保護者の皆さんに説明もされていくということになるわけですね。でき上がってきたほぼ完成に近い状態にあると思いますが、議論を積み上げてきたものを大体どんな形、一言で説明できるかどうかわかりませんけれども、どんな形に、例えば今まで保護者の皆さんとか地域の皆さんが不安に思っていらっしゃった部分が解消される中身になってきたかと、御説明できる範囲で結構でございますから、一言、二言、もうちょっと長くても構いませんので、よろしくお願いいたします。
◎
こども局長(薗部功君) まずは、そこにかかわる職員の数かとも思います。やはり保護者の方も、今も私が経過の中で言いましたが、その施設の体制というものがしっかりしていただいて、それこそ不安が解消されるという方も多くおられました。ですから、今の現状の保育園での職員数にプラスとして、その職員が入るかどうかといったところ。また、今も何度も申し上げますが、2時に帰られる対象児が見えたとするならば、やはりそこで分ける必要がございます。そういったところの不安というものを今まとめ上げているところでございまして、そこをある程度しっかりと説明することによって、保護者の不安が解消されていくと私は思っておりますので、しっかりと7月以降入っていきたいと思っております。 以上です。 〔25番議員より「終わります」という声あり〕 〔25番
海住恒幸君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 以上で、通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第65号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第6 議案第66号 松阪市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の
利用者負担額に関する条例の制定について
○議長(
中島清晴君) 日程第6 議案第66号松阪市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の
利用者負担額に関する条例の制定についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第66号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第7 議案第67号
松阪市立幼稚園の
利用者負担額の徴収等に関する条例の廃止について
○議長(
中島清晴君) 日程第7 議案第67
号松阪市立幼稚園の
利用者負担額の徴収等に関する条例の廃止についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第67号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第8 議案第68号
松阪市議会議員及び
松阪市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第8 議案第68号
松阪市議会議員及び
松阪市長の選挙における
選挙公報の発行に関する条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第68号は、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第9 議案第69号 松阪市委員会の委員等の報酬及び
費用弁償に関する条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第9 議案第69号松阪市委員会の委員等の報酬及び
費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第69号は、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第10 議案第70号 松阪市
税条例等の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第10 議案第70号松阪市
税条例等の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第70号は、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第11 議案第71号 松阪市
都市計画税条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第11 議案第71号松阪市
都市計画税条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第71号は、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第12 議案第72号
松阪市立保育所条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第12 議案第72号
松阪市立保育所条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第72号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第13 議案第73号 松阪市
中心市街地活性化複合施設条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第13 議案第73号松阪市
中心市街地活性化複合施設条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第73号は、文教経済委員会に付託いたします。
△日程第14 議案第74号
松阪市立幼稚園に在籍する園児の預かり保育に関する条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第14 議案第74
号松阪市立幼稚園に在籍する園児の預かり保育に関する条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第74号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第15 議案第75号 松阪市
学校給食センター条例の一部改正について
○議長(
中島清晴君) 日程第15 議案第75号松阪市
学校給食センター条例の一部改正についてを議題とし、これより質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。25番
海住恒幸議員。 〔25番
海住恒幸君登壇〕
◆25番(
海住恒幸君) 議案第75号松阪市
学校給食センター条例の一部改正についてお尋ねいたします。 議案の27ページでございます。議案の中の飯南学校給食センターという部分で、宮前調理場、森調理場という部分が、森調理場だけに変わります。すなわち宮前に関しましては、前にも予算がありました。森調理場に関してでございますけれども、以前、学校給食推進委員会が平成29年度にございました。それはなぜかというと、教育長が諮問されたからなわけです。 経過をちょっと触れておきますと、この問題をめぐっては、平成25年3月の当時の学校給食推進委員会の答申で、香肌小への単独調理場を整備し、飯高西中学校との親子方式による運営を行うことが最善であるとあったわけですけれども、29年6月になりますと、中田教育長が、25年3月の答申時とは状況が大きく変化した。そこで、学校給食推進委員会に単独調理場についても検討するよう諮問をしたということになります。そこで、委員会では、29年6月から12月までの計5回にわたって検討を行い、29年12月にまとめられた答申においては、25年3月の答申を再確認し、踏襲していくこととしたとなっております。 そこで、今回の条例の一部改正で森調理場に関しては残ったとなっておりますが、これは、この29年12月の答申において、25年3月の答申を踏襲していくという結果を踏まえたものであったと理解してよろしいかどうか、お尋ねしたいと思います。 〔
教育委員会事務局長 青木俊夫君登壇〕
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) ただいま御質問いただきました森調理場の今後についてということで御答弁させていただきたいと思います。 先ほど海住議員から御紹介のありましたように、給食のあり方につきましては平成25年3月の学校給食推進委員会からの答申、またそれを踏まえた上での29年度の再度の答申というのがございます。 その結果から申し上げまして、先ほど御紹介のありましたように、香肌小学校の給食につきましては、飯南学校給食センターからの時間的な配送は可能ではありますが、迂回路がないことを懸念する意見でありますとか、地域からも近隣での施設の整備を検討してほしいとか、そういった意見、要望が提出されたのも事実でございます。飯南学校給食センターからの配送の時間は可能な状況ではございますが、先ほども御紹介のありましたように、単独調理場の整備は困難でございまして、老朽化した調理場の整備を今後どのように進めていくかということにつきましては、森調理場のケースのみで議論するのではなく、市全体の問題として捉えるべきであるという答申をいただいたわけでございます。 現在、森調理場からは、児童と教職員合わせまして30食を香肌小学校へ提供いたしておりますが、今後も児童数の推移でありますとか、調理にかかりますコストを見ながら、また地域の特性に配慮するなどして、保護者や地域、学校とともに十分協議を行い、そのあり方については慎重に検討していきたいと考えておる次第でございます。 以上でございます。 〔
教育委員会事務局長 青木俊夫君降壇〕
◆25番(
海住恒幸君) おおむね了解いたしました。平成29年6月に教育長が諮問されたことよりも、29年12月の答申を尊重するという受けとめ方をしてよろしいでしょうか。
◎
教育委員会事務局長(
青木俊夫君) 議員おっしゃるとおりでございます。 〔25番議員より「終わります」という声あり〕 〔25番
海住恒幸君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 以上で、通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第75号は、文教経済委員会に付託いたします。
△日程第16 議案第76号 松阪市
嬉野小原・
上小川辺地に係る
総合整備計画について
○議長(
中島清晴君) 日程第16 議案第76号松阪市
嬉野小原・
上小川辺地に係る
総合整備計画についてを議題とし、これより質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。25番
海住恒幸議員。 〔25番
海住恒幸君登壇〕
◆25番(
海住恒幸君) 議案第76号松阪市
嬉野小原・
上小川辺地に係る
総合整備計画について、お尋ねしたいと思います。 この議案の裏側に、つまり29ページに
総合整備計画書が添付されております。この中には、公共的施設の整備を必要とすると書いてあるわけですけれども、実際は林道の整備になっております。ここの公共的施設の整備を必要とする事情、よく理解できる文章で、まさしくそのような事情を有する地域であり、そのあり方はここに書かれたとおり、整備計画をつくられていくといいですけれども、実際書かれている内容が本当に林道整備のみで、これがこの
総合整備計画と言うにふさわしい内容なのかどうか。それ以外に計画は存在するのかしないのか、お尋ねしたいと思います。 〔
企画振興部長 家城斉和君登壇〕
◎
企画振興部長(
家城斉和君) ただいま海住議員からお尋ねいただきました
嬉野小原・
上小川辺地に係る
総合整備計画についてでございますが、議員からも御紹介いただきましたように、この辺地に係る
総合整備計画につきましては、いわゆる辺地法に基づきまして、交通条件でありますとか自然的条件、経済的条件に恵まれず、他の地域と比較いたしまして住民の生活水準が著しく低い、いわゆるへんぴな地域で、一定の住民が居住しているにもかかわらず、他の地域との生活水準に著しい格差があるということで、その是正を図るために当該辺地に係る公共的施設の総合的な整備を図るという目的で立てる計画でございます。 この計画につきましては、そのような地域において公共的整備を行うということで策定する計画でございますが、この計画に基づいて、今議員御紹介いただきましたように、当地域につきましては平成27年度から林道整備を行ってきた経過がございまして、総延長1480メートルの計画の中、これまで407メートルの事業を実施してきたところでございます。引き続き
令和元年度以降もこの事業を進めていくということで、今回この整備計画を立てさせていただくということでございまして、この計画につきましては辺地法に基づいて整備をする公共的施設の概要を定めまして、それについて認可を受けるということでございますので、今回の
総合整備計画についてはこの林道整備について計画を立てていくという性格のものでございます。 以上でございます。 〔
企画振興部長 家城斉和君降壇〕
◆25番(
海住恒幸君) つまり、何が言いたかったかというと、林道整備することを悪いと言っているわけではないんですけれども、その林道整備のための財源を取るために、公共的施設の整備を必要とする事情を、いかにも取ってつけて作文をしたようにしか思えないわけです。だから、ここの事情に書いてあるとおり、これを私はよく認識しますけれども、その状況を解決していくことが目的と、その目的のために立てる計画であると答弁されたんですけれども、その目的を達成するためにどのような計画を立てていくということを検討されたのか。今回は林道だとおっしゃったけれども、平成27年からもう4年たっているわけですけれども、それ以外にふさわしい計画はプラスアルファとして考えているのか。それとも、地域の住民参加を図っているのか、いかがですか。住民からの意見を聞いて、住民にこのような計画を立てたいんだけれどもと説明して、意見を聴取してとかという手法をとるような性質のものではないのかどうか、お尋ねしたいと思います。
◎
企画振興部長(
家城斉和君) 先ほども申し上げましたように、この辺地に係る
総合整備計画につきましては、公共的施設の整備計画を持って立てる計画という性格のものでございまして、今回のこの
嬉野小原・上小川につきましては、平成25年当時だったと思うんですが、地元からの要望に基づきましてこの整備計画を立てて、当初の認定を得たところでございまして、それぞれの辺地におきまして、これ以外の地域でございますと、過去の例で申し上げますと、例えば勢津地域のいわゆる携帯の鉄塔の補助でございますとか、そのような事業に対して地元との要望なり話し合いのもとで計画を立てていくという性格のものでございまして、今回につきましては、先ほども申し上げましたとおり、林道整備にかかって継続して整備を図っていくという目的で立てていくものでございます。
◆25番(
海住恒幸君) あくまでも事業が先にあって、それにつけた計画ということなんですね。普通だったら、計画があって、計画を達成するためにどのような事業を実施することが妥当かを考えていくものなんだけれども、この場合は順序が逆さまであるということですね。
◎
企画振興部長(
家城斉和君) 逆さまという言葉が適当かどうかわかりませんが、例えば過疎計画につきましては、いわゆるその地域の中で過疎地域自立促進計画というものを策定いたしまして、その中でさまざまな事業をやっていくという側面もございます。ただ、辺地計画につきましては、先ほど来申し上げておりますように、要件を満たすいわゆる集落等において、このような公共的整備が必要であるというもとで、その都度
総合整備計画を立てていくという性格のものだと理解をしているところでございます。
◆25番(
海住恒幸君) わかりました。最後に1点だけ確認させてください。 この計画というのは、ここに6年間とありますけれども、この6年間でこの事業を全て完了するのか、それとも6年間で終わらなければ、同じような内容で計画だけ新たに更新して、また国ですか県ですかに提出して、また財源を確保するための方便と言うと悪いけれども、お墨つきとするものですか。
◎
企画振興部長(
家城斉和君) 現時点の計画といたしましては、この6年間をもってこの林道トロセ線については整備を完了するという計画でございます。 〔25番議員より「終了します」という声あり〕 〔25番
海住恒幸君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 以上で、通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第76号は、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第17 議案第77号
専決処分の承認について(松阪市税条例の一部を改正する条例)
○議長(
中島清晴君) 日程第17 議案第77号
専決処分の承認について(松阪市税条例の一部を改正する条例)を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第77号は、総務企画委員会に付託いたします。
△日程第18 議案第78号
専決処分の承認について(松阪市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
○議長(
中島清晴君) 日程第18 議案第78号
専決処分の承認について(松阪市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第78号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第19 議案第79号
専決処分の承認について(松阪市
介護保険条例の一部を改正する条例)
○議長(
中島清晴君) 日程第19 議案第79号
専決処分の承認について(松阪市
介護保険条例の一部を改正する条例)を議題とし、これより質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第79号は、環境福祉委員会に付託いたします。
△日程第20 議案第80号
専決処分の承認について(平成30
年度松阪市
一般会計補正予算(第7号))
○議長(
中島清晴君) 日程第20 議案第80号
専決処分の承認について(平成30
年度松阪市
一般会計補正予算第7号)を議題とし、これより質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許可いたします。27番
久松倫生議員。 〔27番
久松倫生君登壇〕
◆27番(
久松倫生君) それでは、前年度の補正予算第7号についてお聞きいたします。 これは、一つの日切れの時点での歳入等を含めて、財政の動きが最終的に確定してきたという中で、いつもながらですけれども、1つは財政調整基金の動きを中心にお聞きをしたいなと思います。 これは、当初予算の審議もやりましたけれども、財調を今後どう生かすか、あるいはどういうふうな規模として我々が受けとめるかということもかかわりますし、そのときの財政の動きを、これは決算になりますと全てが入ったというだけで終わってしまいますので、その時点での動きというもので捉えたいと思います。 財政調整基金の動きですけれども、今補正予算では5億3191万5000円を最終的に、俗に言う戻しということで、それ以前は言いませんけれども、補正第5号、去年の11月補正の段階で、当時積み立てが8億1300万円あって、それで86億9000万円ほどという当時の財調の数字が
提案説明の中でございました。それで、2月の僕らが言う最終補正第6号で6億3647万9000円という額が戻しになって、今回また先ほど言いました5億余りの戻しですから、大体11億6800万円余り、12億円近い戻しがあって、結局財調は、
提案説明でどう言われましたっけ、今の最終7号で財調がどのくらいになるかというの、言わなかったですね。自分で計算すれば、98億5000万円を超える金額になります。100億から30億を当初予算で崩して、予算をやっていろいろ投資が必要だったからやりましたよという話だったんだけれども、結局ふたを閉じてみれば、98億5000万円ということで、ちょっと使っただけで終わったよと。めでたしめでたしで終わったかどうか知りませんけれども、そういう流れになるのかということで確認しておきたいと思います。 ですから、当初予算を平成30年度の財政執行の中で、結局こういう財政運営の見通しというものがあってこのようになったのかどうか。あるいは、そのときの見通しと変わってきたものがあるのならば、何が要因でこうなったのか、これだけは確認しておきたいと思います。 以上です。 〔
総務部長 三宅義則君登壇〕
◎
総務部長(
三宅義則君) 財政調整基金の残高ということで御質問いただきました。平成30年度
一般会計補正予算第7号におけます平成30年度末の財政調整基金残高見込みにつきましては、議員御紹介いただきましたように98億5000万円余りとなりました。 この残高見込みとなった要因につきまして、補正予算の経過も含めて御説明を申し上げたいと思います。昨年11月定例会で可決をいただきました補正予算第5号で、歳入においては市税の増額及び地方交付税の確定による増額、一方で歳出では諸支出金の積立金、いわゆる前年度純繰越金の2分の1を積み立てたという増などによりまして、86億9000万円の残高でございました。ことし2月定例会におけます補正予算第6号では、歳出の事業費の精算ということで基金繰入金が減額となりまして、基金残高は約6億円の増加となりました。そして、今回の補正予算第7号におきましては、歳入の地方消費税交付金が約3億7000万円、地方交付税が約4000万円など、
交付決定額が増額されたということで、これに伴いまして、基金繰入金を減額いたしまして、基金残高は約5億円の増加となりました。 このような経過の中で、予算編成、いわゆる補正予算を行う中では、一定程度の増加というのは当然見込んでおりましたが、今回の7号補正で計上しております地方消費税交付金等の額が、ここまで増加することは予測をしていなかったということでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 〔
総務部長 三宅義則君降壇〕
◆27番(
久松倫生君) 経過としては、今の予算書には出ていますから、地方消費税交付金などが思ったより多かったということですけれども、ちょうどいい時間になってしまったので、一言だけでとめておきますけれども、ですからこれは決算の話ではないので、平成30年度の最終の予算の流れということでいえば、今の地方消費税も思ったよりもふえたということで、今回の5億円の財調の増加というのは一定予測を超えた金額があったかとは思いますけれども、30年度全体で当初30億円を取り崩してという予算編成であって、その予算執行の中でふたを閉じてみれば、98億5000万円という、さほど使わなくて済んだじゃないかというとじになったと見られるわけです。これは決算ではないけど余り基本な流れは変わらないと思いますから、こういう額で5月31日で出納閉鎖は終わっているから、そんなところで推移したというのは、決算では予算審議できませんから、平成30年度の財政運営の中ではこういう見通しがあったのかどうかということだけは見解として聞いておきたいと思います。 以上です。
◎
総務部長(
三宅義則君) 毎年度基金繰入金を財源として、一般財源の調整をいたしております。その中で、前にも御答弁させていただいておりますが、通常、入札差金でありますとか事業の精算によりまして、補正予算で繰入金の戻し入れといいましょうか、繰入金の減額が発生してまいります。それから、歳入におきましては交付金等の収入増というものがございまして、その部分が一定の基金の残高確保ができるという考え方がございます。ただ、今年度におきましては、11月議会の中では、市税が5億円程度増額見込みということで計上させていただいた状況がございます。特にそういった市税、それから今回御説明を申し上げました地方消費税交付金の部分で予想外の額が発生したことが特徴であると思っております。
◆27番(
久松倫生君) それはもう特徴はよくわかります。聞いているのは、最初の予算編成の財政運営の予測というのか、ぴりぴりして財源不足にならないかとか、そういうことは常に考えていることじゃないですか。だから、その点で当初予算を編成した30億円の取り崩しと大々的に言われたわけ。それから見て、予測どおりというか、こういう形を見通してやってきたのか、いやそうではなくて、見通し以上に税収とか消費税交付金があれば、今の景気状況から見て、それが、的確というか鏡のように映しているのかどうかわかりませんけれども、そういう財政運営でどうであったか。それは部長が言うとおりわかります、そういう事実が積み重なってこういう数字になったと。しかし、どういう財政判断としてやったのか、これを聞きたいわけです。もうなければないで、ただ流れでこう来たというんなら。そんなことはないでしょうという話です。
◎市長(竹上真人君) 議員御指摘のとおり、平成30年度予算を30億円取り崩すという形の中で、実際には2億円程度。実は、これが決算になりますと、まだまだ相当積み上がります。これは9月決算になりますが、今から剰余金の部分がありますので、それも相当額ございまして、決算が終わってみると100億円をはるかに超えるということになっていくだろうと思います。 どうしてこうなるかといいますと、年間総合予算に変えていったというのが1つの原因なんです。当初予算でもってほぼ全ての予算を上げるというやり方に変えていきましたので、予算と決算の乖離はある程度出てくると思います。ざっくりと言いますけれども、最終補正段階で大体25億円ぐらいという計算をしておりました。ところが、今回は30億円近くまで。ですから、消費税の交付額が思ったより入ってきたとか、そういった原因もありますけれども、思っていたよりも返ってきたなというところでございます。 実際に、今の決算状況等々から考えていくと、30億円程度は十分に予算調整の中で財調は入り繰りが可能であるということが言えようかと。実際に予算を組む段階では、そういったことも頭に入れながら組んでいるということで御理解いただければと思います。 〔27番議員より「終わります」という声あり〕 〔27番
久松倫生君降壇〕
○議長(
中島清晴君) 以上で、通告による質疑は終わりました。他に質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。議案第80号は、各
常任委員会に付託いたします。
△日程第21 請願第2号 国に対し、
消費税増税中止の意見書を求める請願
○議長(
中島清晴君) 日程第21 請願第2号国に対し、
消費税増税中止の意見書を求める請願を議題といたします。職員より朗読いたします。 〔職員朗読〕
○議長(
中島清晴君) 紹介議員の補足説明を求めます。9番
栗谷建一郎議員。
◆9番(
栗谷建一郎君) 自席でお願いします。 5月13日、内閣府の景気動向指数が6年ぶりに悪化と発表されました。これまで消費税の増税時に悪化という判断は一度もありません。3%の創設時はバブル経済の渦中であり、5%、8%のときも回復という判断でした。それでも、増税直後に消費不況になりました。とりわけ、前回の8%のときは、その落ち込みをいまだに回復できないでいます。こんなときに10%に増税すれば、国民の暮らしも日本の経済も深刻な事態に直面することは必至であり、どうしてもやめるべきです。 このことは、安倍首相の側近と言われる萩生田自民党幹事長代理が4月18日、7月1日に日銀短観が発表されることに触れながら、崖に向かってみんなを連れていくわけにはいかない。違う展開があると述べており、今からでも変更が可能であるということであります。前回、消費税増税に反対する請願の議論の中で、既にここまで準備をしているのに、その変更は難しいとの議論がありましたが、与党幹事長代理がそれは可能であるという認識が述べられたことは重要です。 この間の世論調査は、どれを見ても増税反対が多数であり、これは国民多数の声ではないでしょうか。市民の福祉と市政の発展のためにも、今回の消費税増税はきっぱり中止するよう、国に意見書を提出することを求めるものであります。 以上です。
○議長(
中島清晴君) これより、紹介議員に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) これにて質疑を終わります。請願第2号は、総務企画委員会に付託いたします。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。明6月26日を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
中島清晴君) 御異議なしと認めます。よって、明6月26日を休会することに決しました。6月27日午前10時、本会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。 午後0時08分散会...